先日、３年振りにLIVEをさせて頂いた。

会場に向かう前に、車で行くのではなくなく、自転車で行きたいと、ふと思い立って。

重い楽器と機材を抱えながら、ひたすら会場へ。

そんな道中、ふと思い出した事があり。

その時の気候や景色、風、感覚が懐かしい感じがして。

一気に懐かしいあの頃の記憶が甦り。

バンドを始めたあの頃。楽器を始めたあの頃。

自転車しか勿論乗れないから、重い楽器を抱えながら自転車を漕いで

夢や思いや希望に満ち溢れていた、あの頃がデジャブの様に思い出されて。

そんな大切な事を思い出せてからLIVEに挑めた。

LIVEは３年間の特訓の成果が出せれたと思う。

色々な事が思い出されていく中、大事な事に気が付いて。

自分は当時、同級生達より、先駆けて楽器やバンドを始めれていた訳では無く、

同級生がやっているのを見て、後追いで始めれた。

だからその同級生達は最大の目標であり、手本であり、憧れであり、

追いつく事、一緒にやれることが目標だった。

俺の憧れの楽器を持っている。

俺の憧れの楽器が弾ける。

バンドを組んでスタジオに入ってる事に憧れた。

自主企画LIVEをしていたり、バンドメンバーで遊んだり羨ましかった。憧れた。

髪を立てて衣装を着てLIVE をする。

全てに憧れた。

俺もやりたい。目標が出来た人間は強いんだと今思えば凄く感じる。

それしか1日中、頭になかった。

まずは皆から学んだ事から始めれる様に。

楽器を買う、弾く、器材を買う、スタジオに入る、バンドを組む、

そして最終目標。LIVEをやる。

そんな事を見させてくれた、同級生達はとても輝いていて、

そんな彼らを見ながら、色んな事を学ばさせて頂いた。

楽器の弾き方は勿論、TAB譜の読み方、そして今聴いている音楽のきっかけを作ってくれたのは、教えてくれたのは、その彼ら達だ。

だから自分の一番の目標は。。。

今もあの頃の彼らかもしれない…と。

あれから30年以上経ったけど、その頃に思い描いていた事、果たせてないんだなあと。

忘れていた訳ではないけど、そんな大切な事に気付かせてくれた夜。

あの頃の様な「夢中」になる事を

思い出させてくれた夜。

今も全然、あの頃と変わらない「夢中」だと思ってたけど、

いつのまにか、追いかけるものが変わっていたんだな…と。

もっと大切な事が、全然前にあったなと。

その前に、「お前、あの頃の自分に全然負けてるぜ？」と教えて頂いた夜でした。

笑われても、俺は「あの頃の自分」でありたいなと思う。

空に逝った親友と、あの頃の様に一緒にいる勢い、一緒に頑張ってた勢いでいかなければと。

そうしたら、今の俺でも、少し変われるんじゃないかと。

来年、空に逝った親友の誕生日に届ける曲。だいぶ固まった。

出来れば、その日までに、もう何曲か作りたいな。

30年以上やってきて、やっと。。。やっと。。。

10代の頃の輝いていた方達の腕や実力になれたと思います。

1つ1つ、果たして行きます。

2022.11